『あっかんべぇ〜ネコとチョビ』
あっかんべぇ〜ネコがいつものように自分の散歩コースを歩いていた時の事
この町内で一番うるさいと評判のオバチャン家の裏庭で、一匹の子猫がオシッコをしているのを見つけた。
「あちゃぁ〜、やっちゃったのか?」
「・・・うん。だってガマンできなかったモン」
「そうかぁ〜、お前はまだ小さいから物事の分別が分かっちゃないからな。仕方ないか。
だけど いいかい、よく聞くんだ。あそこのカベに神社の鳥居のマークが書いてあるだろ。
ご丁寧にネコへ、って書いてるけどあのマークが書いてあるところでオシッコをすると人間ってのは、
ものすごく怒るんだ。とくにここんちのオバチャンは、また特別よく怒る。オレはもう慣れっこに
なっちまったが、それでも最初の頃は相当ビビったもんだ。
まぁ、今日のところはオレがやっちまったことにしといてやるからこれからは気をつけろよ。
おっと、、、言ってるソバから雷様のお出ましだ!!」
『あ〜っ!!またやったねっ!!いったいアンタってネコは何度言ったらわかるんだろうねっ!!
ここでオシッコしちゃダメだって言ってるでしょっ!!』
『なんとか言ってみなさいよっ!!ゴメンなさいとか。もうしませんとかっ!!』
「ニャァ〜ゴ、ニャァ〜ゴ、ニャゴニャゴ、ニャァ〜ゴ」
(訳:奥さん、最近またシワが増えたんじゃねぇのか?)
『なんか言ってるみたいね。でもなに言ってるかわかんないわヨ!!』
「ニャゴ、ニャゴ、ニャタボ?、ニャァ〜ゴ、ニャゴ、ニャゴ、ニャァ〜ゴ?」
(訳:それってメタボ?喰っちゃ寝ばっかりしてるからだぜ。その服きつくな〜い?)
『なにニヤニヤしてんのよ!!このネコ。感じわるいわね!!とにかく今度ここで
オシッコしたらしっかりと掃除してもらうからネ!!いいわネっ!!
分かったらそこ、どきなさいっ!!ゴミが捨てられないでしょっ!!」
どいてってばっ!!シっ、シっ!!』
「ウルニャ〜ゴ、ニャゴ、ニャゴニャ〜ゴ、ゴロニャーゴ、ニャンニャンゴロゴロ
ゴロニャーゴ、ニャゴニャゴ、ガウ〜〜!!」
(訳:うるせぇ〜なぁ。ゴミを捨てたいんだろ。分かったから、そのシっ!!は
やめろよ。それが一番キライなんだよ〜〜!!)
『ちょっとぉ〜!!まだどかない気〜?わかったワ。いい度胸してるじゃないの
そっちがその気ならこっちにも考えがあるんだからネ!!ヒヒヒ・・・』
「ドキっ!!ニャ〜ゴォ、ビックリニャ〜ゴ、ニャゴ?ニャゴ?!ニャゴォォォォォ〜〜〜」
(訳:どきっ!!それってまさかアレ?アレなの?!ひょえっっっぇえええええ〜〜〜)
『どうやら感づいたようね。ふふふ、、、。そうよアレよ。アンタの大好物のア・レ・よ』
「ゴメンニャーゴ、ソーリーニャーゴ、ダメニャーゴ、ブットビニャーゴォオオオ〜〜〜」
(訳:わ、わかった。ゴメン。謝るからアレだけはやめてくれ。お願いだから〜〜〜〜)
『今頃謝ったってもう遅いわよっ。ちょっと待ってなさいっ!!いいわネ、どこにも行くんじゃ
ないわよっ!!分かったっ?』
「ニャゴニャ〜ゴ、ゴロニャーゴ、イヤダニャーゴ、オーマイニャーゴ!!、グッバイニャーゴ〜」
(訳:待てと言われて待つほどバカじゃないぜ。あんなもん持ってこられたらたまったもんじゃね〜
やな。とっととずらかるぜ。あばよっ)
おっと、忘れるところだったぜ。こいつを忘れちゃあオレがオレじゃなくなるからな。
一発いっとくかっ!!
「あっかんべぇ〜〜〜〜っ」
「おいっ、お前も行くぞ。あんなもの見せられたらお前も一発でコロって逝っちまうに決まってる。
のんびりなんかしてられないぜ。行こうっ!!あっちだ」
「ここまで来ればもう安心だ。そういやあ、まだお前の名前も聞いてなかったな。なんていう名前だい?
オレはカンベェ。みんなからはあっかんべぇ〜ネコって呼ばれてるんだ」
「ボク、・・・まだ名前がないんだ」
「そうか、生まれてすぐに捨てられたクチか。なぁ〜にオレも似たようなもんさ。じゃあ、オレが
名前をつけてやるよ。そうだなぁ〜。お前、チビだし、、、。チョビ!!チョビでどうだ?」
「チョビ?・・・うん、ボクそれでいいよ。ありがとぉ」
「じゃあチョビ、これからはオレと一緒だ。いろんな事を教えてやるからな。お前を立派な
野良ネコにしてやるぜ。ついてきなっ!!チョビ!!」
「うんっ!!」
かくして、「あっかんべぇ〜ネコとチョビ」の物語が始まりました、、、とさ。
えっ?なに?奥さんが持って来ようとしてたものはなにかって?どうしても知りたい?
私が喋ったってこと、カンベェには黙ってるって約束できる?
あのね、、、大きな声じゃ言えないけど、、、実は、、、、、、
『納豆』なんだってサ(^m^)ププッ
つづく、、、、、かも(^^;
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